こんにちは。BIZパートナー株式会社でございます。

日頃より、弊社のファクタリングサービスをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

今回ご紹介するのは、北海道札幌市で飲食業を営むK様との取引事例です。

K様から最初にご連絡をいただいたのは、昨年の12月のことでした。

ファクタリングというのは、借り入れをせずに資金を調達できる方法だと聞いたが本当なのか?話だけでも聞いてみたい」。

このようなお問い合わせをいただいたことから、私たちとK様とのお取引が始まりました。

聞けば、今すぐ利用するかどうかは分からないが、追加の融資を受けることがしばらく難しそうなので、代わりの資金調達手段を模索中とのことでした。

「ファクタリングは売掛債権の売却による資金調達手段であること」、「ファクタリングには、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの2種類があること」、「利子は発生しないが利用手数料の支払いが必要なこと」、「仮に税金の滞納や代表者様の信用情報がブラックであっても利用できる可能性は高いこと」、「申し込みから着金までの流れを融資よりもスピーディーに完了できる」といった、ファクタリングの基本的な仕組みや内容についてご説明させていただきました。

K様は大変興味を持たれたご様子で、お店が現在抱えておられるご事情や課題についてもお話してくださいました。

K様の経営されている飲食店は、創業30年ほどの創作和食店。

K様自らが腕を振るう料理の数々は、地元のお客様のみならず、道外からもわざわざ訪れる人がいるほどで、お店の評判は悪くないとのことでした。

また、創業からこれまで、売り上げの悪い年こそあったものの、決して“大赤字”と呼べるほどの損失もなく、比較的順調な営業を続けられてきたそうです。

昨年発生した新型コロナの影響をうかがっても、やはり緊急事態宣言下においては売り上げの落ち込みが顕著にみられたものの、宣言明け以降は客足もゆるやかに戻っていたといいます。

そこまで順調な営業を続けておられるにもかかわらず、どうして資金調達を検討されているのか疑問に思ったのですが、実はK様は以前から多店舗展開を視野に入れていれており、その準備金の調達を融資以外の方法で模索されていたとのことでした。

ただ、いよいよ2号店ただ、いよいよ2号店の開店に向けて動き出そうした矢先に新型コロナの感染拡大が発生。

同じ飲食業者の経営が困難に陥る中、いつ自店も売り上げが激減し内部留保が底をつくか分からない状況であるため、資金の切り崩しはなるべく避けたいという思いが強く、2号店の開店は躊躇されてきたといいます。

それでも、長年の目標であった多店舗展開の実現を諦めきれない上に、ご自身の62歳という年齢を考慮に入れると、実現のチャンスがこの先あるかどうか分からないため、近いうちに動き始めたいという思いがあるとおっしゃいました。

私たちは、ご事情を一通りうかがい、ぜひファクタリングを通じてK様の目標実現のサポートをさせていただきたいと願いでました。

するとK様からも、融資に比べて低リスクで無理のない範囲での資金調達が可能となるファクタリングの利用を前向きに検討したいという旨のお返事をいただくことができました。

K様から再度ご連絡をいただいたのは、それからひと月ほどが経った、先月の中旬。

2号店の出店を決断されたと同時に、ファクタリングの活用によって、準備金の一部を調達したいというお申し出でした。

その間、いくつかの他社にも問い合わせをされたそうですが、弊社の対応を高く評価していただいたことにより、今回の取引先としてお選びいただく運びとなりました。

ファクタリングに関する一通りの説明や調達資金の使用用途などについてはすでにヒアリング済みでしたので、審査に必要な書類のご提出を依頼。

以前のお問い合わせ時に、必要書類をお伝えしていたためスムーズにご提出いただけました。

通常であれば、売掛先に対する請求額が売掛債権となりますので、提出書類として請求書の控えのコピーの送付をお願いするのですが、K様のような飲食事業者様がファクタリングを利用される場合は請求書の発行がありませんので、クレジットカードや電子マネー利用による入金予定額を売掛債権とみなして実行します。

お申し込みいただいた段階での入金予定額(売掛債権)は320万円。K様は、この入金予定額すべての売却を希望されました。

また、入金後にお客様によりご精算していただくという性質上、手数料は2社間ファクタリングを基準として算出。

その結果、320万円を手数料9%で買取りするご契約を提示しました。

K様にもご納得いただくことができ、無事に契約を締結。

申し込みいただいたのが午前中だったということもあり、当日の15時前には買取代金(お渡し金額)である273万円をご指定の口座にお振込しました。

先日、K様に現状を先日、K様に現状をおうかがいしたところ、相変わらず売り上げに関しては大きな減少もなく、また2号店開店の準備も今回ファクタリングにて調達した資金を補填し順調に進んでいると、力強くお話されていました。

最近では、新型コロナの影響による売り上げ減少を理由にファクタリングを利用されるケースが増加しているなか、今回のK様のケースは非常に珍しいものでした。

このように、ファクタリングは売り上げの一時的な補填のみならず、事業拡大や設備投資を早期に実現したい場合にも役立つ資金調達手段です。

請求の発行がない飲食事業者様でも、ファクタリングの利用は十分に可能ですので、ご利用を検討される際はお気軽にご相談ください。