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BIZパートナー株式会社です。

新型コロナウイルスの感染状況が全国的に落ち着きをみせていますが、皆さまの経営状況はいかがでしょうか。

人の動きが活発化することにより、飲食業や観光業の業績回復が期待されるほか、一時は大きく低迷した製造業も需要の回復にともない息を吹き返そうとしています。

しかし、需要の急増にともなう材料の不足や価格の高騰などを理由に、世界的なサプライチェーンの混乱は依然として解消される気配がありません。

そのような情勢が続いていることもあり、大手メーカーに比べて資金力に劣る中小零細の製造業者様の多くが厳しい経営状況を強いられている状況です。

今回ご紹介するH社様も、そんな中小零細の製造業者様のひとつ。

今回ご紹介するH社様も、そんな中小零細の製造業者様のひとつ。

H社様は、新潟県内でおよそ30年以上にわたって金属部品の加工業を営んでおられますが、新型コロナの影響が直撃したこともあり、昨年は受注が激減し、大きく業績が悪化したといいます。

断腸の思いで従業員の整理を行うなど、なんとか経営の維持に努めてきたものの、厳しい経営状況は改善できず、今年の業績次第では廃業も考えられたそうです。

ところが、今年の半ばあたりからは徐々に受注数が回復。さすがにコロナ禍以前の水準までには戻らないものの、H社様が長年にわたって築き上げた信頼と実績を頼りにする取引先の多くが、受注数の引き上げを希望するようになったそうです。

ただ、前述の通りサプライチェーンの混乱によって、材料の不足に加えて価格は高騰中。

まさに同業者間による「材料の争奪戦」ともいえる様相を呈しており、資金力に劣る中小零細のH社様は思うように部品の調達ができないと判断したこともあり、一部の注文をやむなく断らざるを得ない状況に陥ったようです。

「材料の供給が間に合わないのは致し方ないが、材料費の不足を理由に受注を断り続けるようなことになれば、取引先からの信頼を失いかねない」

そう考えられた代表のO様は、なるべく多くの注文に応えるために、不足する材料費を、リスクを抑えて確保できる資金調達手段を探し始めたそうです。

銀行やノンバンクからの融資でまとまった資金を調達することも考えられたそうですが、先行き不透明なコロナ禍において、長期的な返済はあまりにもリスクが大きすぎる。

それよりも、不足分だけを効率よく確保できるような資金調達手段はないものかと、税理士や同業者などに相談を重ねたところ、ひとつの案が挙がったといいます。

それがファクタリングでした。

「売掛金を事前回収できるファクタリングであれば、まとまった資金は得られないものの、材料費の不足が見込まれるケースで、その都度不足分を補える程度の資金を確保できるほか、利用は売掛金の範囲内に限定されているため、無理なく活用できる」

売掛金の範囲内に限定されているため、無理なく活用できる」

ファクタリングのメリットに大きな期待を寄せられたO様は、ネットでいくつかのファクタリング事業者のホームページを閲覧し、会社概要の記載やグーグルストリートヴューで所在地を確認するなど、入念に選別されていかれたそうです。

そうして目星をつけた事業者のうちの一社が、私たちBIZパートナー株式会社だったというわけです。

お問い合わせを受けた私たちは、さっそくご事情とご希望を伺いました。

O様は、債権譲渡による取引先からの信頼の揺らぎを不安視されたこともあり、2社間ファクタリングのご利用を希望。

3社間ファクタリングに比べて利用手数料が割高になるなど、2社間ファクタリングにおけるデメリットも包み隠すことなくお伝えしましたが、O様はそれもすべて承知の上で見積もりの作成を依頼されました。

そして、提出いただいた各種書類を基に私たちが提示したご契約内容は、利用手数料10%、買取代金(お客様お渡し金額)120万円というものでした。

他社の見積もりも待ちたいという希望もあり、即時契約とはなりませんでしたが、それから3日後には再びご連絡をいただき契約。

契約の締結が午前中だったこともあり、午後1時にはご指定の口座へお振込が完了しました。

ちなみに弊社をお選びいただいた理由を伺うと、「他社よりも利用手数料が安いこと」と「2社間ファクタリングのデメリットも正直に伝えられたことに信頼感を得られた」とのことでした。

正直に伝えられたことに信頼感を得られた」とのことでした。

精算時にいただいたお話では、今回のファクタリングで得られた資金は、当初の利用目的通りに材料の調達費として活用されたそうで、ファクタリング利用前よりも微増ながら受注数は上がったそうです。

弊社のサービスや対応も、非常に好意的に受け取っていただくことができ、コロナ禍の収束やサプライチェーンが安定するまでは、定期的に利用したいという有難いお言葉もいただけました。

まだまだ厳しい経営状況が続くことが予想されますが、事業と取引先に対して真摯に向き合うH社様のご発展を心から祈るばかりです。