BIZパートナー株式会社でございます。
本項では、弊社ファクタリングにより資金調達に成功された事業者様をご紹介しております。
今回は群馬県で運送業を頑張っておられるS様の事例をご紹介させて頂きます。
S社長は法人の形態で事業をされており、首都圏と地方をつなぐ物流の担い手として活躍されています。
物流業界も多方面の取引先との付き合いになることから、入金と支払いの都合が合わずに不意な資金難に陥るリスクが高い業界です。
S様の場合も、繁忙期となる時期に予想しない事態が生じて急な資金需要が生じたパターンでした。
一年のうちでも夏季繁忙期はお中元商戦で品物の配送が一気に集中します。
また最近の特徴として、旅行に行かれる方の荷物を運ぶという仕事も増えているようです。
確かに重い荷物をもって旅行に出かけるのは面倒ですから、荷物だけ先に宿泊先に運んでもらったり、帰りには荷物と一緒にお土産も自宅に届けてもらうといったサービスを利用したことがある人も多いのではないでしょうか。
そうした繁忙時期にはS様も発生した需要に応じて車両や人員を手配するのですが、直前に不幸にもドライバーが事故を起こしてしまい、新規需要と事故の二つに対応しなければならなくなりました。
事故方面の物的損害については保険で一部賄われますが、慰謝料など保険でカバーされない出費が出たことや、事故を起こしてしまったため、仕事を下してくれた業者が別の下請け業者に乗り換えてしまったことから、収入が一部減ってしまいました。
加えて人件費の高騰なども手伝って、繁忙期需要への対応に向ける資金が流出してしまう形となりました。
失った車両のカバー分も含めると必要な資金はおよそ600万円ほどでしたが、銀行さんはなかなか良い返事をくれなかったそうです。
新たな担保の用意も難しかったため、そのままでは繁忙期需要のチャンスを逃してしまうことになります。
それではあまりにもったいないので、他の資金調達手段も検討し、ノンバンクのビジネスローンも検討されたようです。
最初に、メインバンクとサブの取引銀行の融資に使っている不動産について、あるノンバンクに第三抵当として利用できないかと相談したところ、担保物件としては弱く不動産担保ローンは難しいとの回答を受けてしまいました。
ノンバンクは比較的担保の審査が緩いのですが、先順位抵当権者が優先して回収権を持つので、ものによっては後順位だと十分な手当てを受けられないこともあり、その場合はノンバンクでも渋ることになります。
かといって無担保ローンは第三者保証人が不要であっても、代表者の連帯保証は求められるのが普通です。
S様はすでに自社事業において多額の連帯保証人になっているので、信用枠としては不十分としてこちらも利用不可となってしまいました。
そこで、残された手段として思い切ってファクタリングの利用を決意し、弊社にご相談頂く形となりました。
このケースでは700万円の売掛債権を630万円で買い取らせて頂き、S様はこれを要して諸々の手配を進め、事故処理と繁忙期需要の二正面の問題を無事に切り抜けられました。
S様は今回不幸にも事故によって取引先を一社失ってしまいましたが、繁忙期需要に対応できたために新たに二社との継続取引が実現したということで、結果としては新規取引の拡大につながったということです。
S様におかれましては、これからも物流の要として存分に腕を振るって頂きたいと思っております。
引き続き、BIZパートナー株式会社をこれからもどうぞよろしくお願い
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