2020年、世界は世界は新型ウイルスによって未曾有の経済危機に直面しています。

当然、日本も例外ではなく、多くの企業が倒産をしている状況です。

そこで、新型ウイルスによってニーズが増えた職種や減った職種にはなにがあるのか?

ということが気になる方も多いこでしょう。

本記事では、新型ウイルスによって「職種のニーズにどのような変化が起こっているのか」についてご紹介をしています。

新型ウイルスでニーズが増えた職種

新型ウイルスでニーズが増えた職種

今回の新型ウイルスでニーズが増えた職種には以下のようなものがあります。

・WEBマーケティング・インターネット広告関連
・IT技術者(プログラマー、エンジニアなど)
・コンサルタント、マーケティング、プロジェクト管理
・医療・健康(研究開発)

新型ウイルスでニーズが減った職種

新型ウイルスでニーズが減った職種

一方で、新型ウイルスによってニーズが減った職種には以下のようなものが。

・営業食
・サービス職
・印刷業、イベント業
・人材派遣会社
・観光関連事業
・小売業
・建設業

新型ウイルスでニーズが増えた職種の理由

新型ウイルスでニーズが増えた職種の理由

新型ウイルスによってニーズが増えた職種の原因はなんなのでしょうか?それぞれについて詳しく見てみましょう。

①WEBマーケティングやインターネット広告関連

対面型営業やイベント開催が新型ウイルスによって難しくなり、代わりにオンラインでのイベント開催やインターネットを活用した集客が活発になっています。

そのため、インターネットを活用したイベントや営業、広告などが増加。

それに伴い、人材確保も各企業で活発になっているからです。

②IT技術者(プログラマー、エンジニアなど)

新型ウイルス予防として「3密」を回避するために、さまざまな分野のIT化や機械化がなされています。

例えば、作業の自動化におけるAIやロボット開発など。

もともと、ニーズの高い職種でしたが、新型ウイルスによってさらにニーズが高まりました。

③コンサルタント、マーケティング、プロジェクト管理

新型ウイルスによる市場の不透明さから、正確に市場の分析を行い、戦略を立てることのできる人材へのニーズが高まっています。

④医療・健康(研究開発)

新型ウイルスに直接関係のある研究が急がれるため、薬の開発はもちろん、開発に必要な機材の開発も行われています。

そのため、新型ウイルスに関係する医療・健康の業種だけでなく、医療・健康の業種に関連する業種でニーズが高まっています。

新型ウイルスでニーズが減った職種の理由

新型ウイルスでニーズが減った職種の理由

次に、新型ウイルスでニーズが減った職種についても確認していきましょう。

①営業職

対面を基本とする営業職は、自粛を余儀なくされています。

オンライン営業もありますが、ネットに関する知識を持ち、かつ、営業先もネットに関する知識を持っていなければならないため、ニーズが減っています。

②サービス職

サービス職も対面を基本としているため、ニーズが減っています。

③イベント業・印刷業

イベントが開催できず、今後も新型ウイルスが収束するまでは自粛ムードが広がっている中、「3密」となりやすいイベント業のニーズは致命的に減っています。

また、イベントの開催には広告がつきものですので、広告を作成する印刷業もニーズが低下しています。

加えて、インターネットを駆使した広告が勢いを増しているため、さらなる追い打ちとなっています。

④人材派遣会社

新型コロナによって景気が減退するなか、多くの企業は人員の縮小や新規事業や設備投資に踏み切れず、人材を必要としない状況となっています。

業種によっては新型ウイルスによって事業を拡大していますが、拡大している企業よりも縮小をしている企業のほうが膨大です。

⑤観光関連事業

自粛ムードが濃いため、観光に関係する事業はニーズの低下が著しくなっています。

観光地の宿泊施設、飲食店、土産を扱う小売店、交通機関など、多くの業種でニーズが減りました。

⑥小売業

百貨店など、多くの人が「密」となりやすい小売店もニーズが低下しています。

加えて、景気の減退で人々の財布のひもは固くなっていることも原因です。

さらに、「密」となりやすい場所に行かなくても、オンラインショップで購入をすることで買い物ができてしまうため、よりニーズが減少しています。

まとめ:それぞれの理由から今後注目すべき職種は?

まとめ:それぞれの理由から今後注目すべき職種は?

今後注目すべき職種は「製薬」と「IT系」の2つです。それぞれの理由は、次のようなものとなります。

①製薬関連

新型ウイルスの終息に目途が立たない現在の状況では、製薬関連の職種のニーズが高まると予想できます。

また、直接製薬をする職種だけでなく、製薬に必要は機材を扱う、または開発するような職種でもニーズが高まることでしょう。

②IT系

もともとニーズが高まる職種でしたが、新型ウイルスによってIT関連の重要性がよりハッキリとしたものとなりました。

今後、新型ウイルスが終息をしても、ネットで十分対応可能な仕事はコスト削減のためにそのままとなるでしょう。

IT化の重要性が明確となったため、今後さらにIT関連の開発は進み、ニーズも高まると予想されます。