ファクタリングの利用が近年増加傾向です。

そのなかで、ファクタリングに向いている業種には以下の5つが。

①建設、建築業
②運輸業
③製造業
④医療、介護事業
⑤サービス業

本記事では、ファクタリングに向いているこれらの業種について、なぜ向いているのか、どのようなときにファクタリングが利用できるのかについて詳しく解説しています。

各業種がどうしてファクタリングの利用に向いているのか、それぞれ確認していきましょう。

ファクタリングに向いている業種①【建設、建築業】

ファクタリングに向いている業種①【建設、建築業】

建設・建築業は、ファクタリングが最も向いている業種だといえます。

なぜなら建設・建築業は支払いサイトが長く、支払いや売掛金が高額となりやすいことからファクタリングを活用しやすい条件が整っているからです。

まず、建設・建築業は下請け業者や孫請け業者が多いため支払い構造が複雑であり、工事が完了してからの入金となるため、支払いサイトは一般的な業種に比べて長期になります。

さらに、作業は天候に左右されるため、作業の完了は計画通りにならないことも少なくありません。

加えて、材料費や機材は自社で準備をすることが一般的であるため、入金までに資金繰りが困難になりやすい傾向にあります。

そのため、融資だと間に合わないケースも。

一方で、建設・建築業の売掛債権は高額となりやすいため、ファクタリングを活用する際、手数料が低くなりやすいといった面も。

さらに、受注案件が公共事業であった場合、信頼性の高い売掛債権となるため、ファクタリングの審査に通りやすくなります

建築・建設業は活用できる場面の多さや手数料が安くなりやすいことから、ファクタリングに最も向いている業種だといえます。

ファクタリングに向いている業種②【運輸業】

ファクタリングに向いている業種②【運輸業】

運輸業もファクタリングの利用に向いている業種の1つです。

運輸業の場合、使用している車両に事故や故障などのトラブルが突発的に発生します。

また、繁忙期の人員増員や、燃料の価格変動で出費が増えることも。

さらに、インターネット通販の普及で突発的な出費が必要になるケースも増加しています。

突発的な出費に対しては、融資では間に合わないことも少なくありません。

そこで、短期間で資金調達のできるファクタリングが、運輸業のような突発的な出費で資金を用意しなければならない場面で有効となります。

ファクタリングに向いている業種③【製造業】

ファクタリングに向いている業種③【製造業】

製造業は、材料費や人件費、設備稼働の光熱費が高い傾向にあり、入金サイトと支払いサイトのずれで資金繰り悪化、黒字倒産の例も少なくない業種です。

また、設備が重要となる業種でもあるため、なかには設備投資で負債を抱えている企業もあります。

その場合、新たな融資を望めない、または、負債を増やしたくないと考えている事業主様は少なくありません。

そのため、負債とならず、キャッシュフローの改善が見込めるファクタリングは製造業に向いていると言えるでしょう。

ファクタリングに向いている業種④【医療、介護事業】

ファクタリングに向いている業種④【医療、介護事業】

医療・介護事業もファクタリングに向いている条件の多い業種です。

医療・介護事業は入金サイトが長く(約45日)、人件費や設備投資が高額になりやいといった面があります。

そのため、利用者が少ない月が出てしまうと資金繰りが回らないケースも。

そのような一時的な処置のためのファクタリング活用は有効な手段となります。

また、医療・介護事業の売掛先は公的機関のため、信用力はトップクラスです。

そのため、ファクタリングの審査が通りやすいということだけでなく、手数料も低額となります。

このようなことから、医療・介護事業はファクタリングの利用に最も向いている業種の1つだと言えるでしょう。

ファクタリングに向いている業種⑤【サービス業】

ファクタリングに向いている業種⑤【サービス業】

サービス業は幅広くその形態は多岐に渡りますが、月末締めで翌月の支払いが一般的です。

また、支払いの前に外注費や設備投資の資金が必要な場面も少なくありません。

ただ、あまりに幅広い業種があるため、一概には言えない部分もありますので、サービス業のなかでも特にファクタリングが向いている以下の2つの業種を紹介します。

・IT業
・人材派遣業

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①IT業

IT業では支払いサイトが長く、入金までの人件費や運転資金の資金繰りで苦労をするケースがあります。

キャッシュフローが建設・建築業に似ていることから、ファクタリングの活用で資金繰りを改善することが可能です。

また、IT業は高額案件も少なくないため手数料を低めにファクタリングを活用できる場合があります。

そういったことから、サービス業のなかでも特にファクタリングが向いている業種と言えます。

②人材派遣業

次に、人材派遣業もサービス業のなかではファクタリングが向いています。

人材派遣業では、従業員(派遣員)への支払いは期日内ですが、派遣先企業からの入金は数ヵ月先ということも珍しくなく、入金サイトと支払いサイトにずれがあります。

そのため、資金繰りが悪化することも。

ですが、派遣先企業への売掛債権は発生しているので、ファクタリングを活用して資金繰りを改善することができます

まとめ

まとめ

ファクタリングに向いている業種については、以下の特徴に当てはまると、向いているといえます。

・入金サイトと支払いサイトにずれがある
・売掛先の信用力が高い
・売掛債権が高額
・突発的なトラブルでの出費がある
・繁忙期に人件費や仕入費が高騰する

また、上記の特徴が当てはまる数が多ければ、よりファクタリングの利用が向いているといえるでしょう。

ファクタリングの最大のメリットは「迅速な資金調達」です。

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